クロネコ(ヤマト運輸)の新しいサービスに、発送者と受取者がお互いの個人情報を見せることなく物品を送れる匿名配送があります。
誰でもどこでも利用できるわけではなく、フリマやオークションなどの特定提携サイト上でのみ利用可能なサービスですが。
同人誌や同人グッズの自家通販などに利用されているBOOTHでも、「あんしんBOOTHパック」という名称でクロネコの匿名配送が使えます。
たまたま、夏コミ新刊をこの「あんしんBOOTHパック」経由で頒布して下さる方がいらっしゃったので、初めて匿名配送を体験しました。
体験というほどのこともなく、受け取る側はとても楽なもんですが。(^_^;)
することと言ったら、BOOTHサイト上で送り先を入力してクレジットカード決済するくらいだけですから。^^;
決済がクレジットカードで済むところも楽でありがたいです。
クロネコ匿名配送の送り状に住所の記載はない
クロネコの匿名配送を利用する発送者は、クロネコ配送センターなどに設置されている端末(ネコピット)を操作して、専用の送り状を印刷して荷物に貼り付けます。
この送り状には、宛先の住所や氏名や電話番号などは一切印字されていません。「送り状番号」と「品名」と「匿名配送の利用サイト」だけが印字されています。(「匿名配送の利用サイト」とは、今回の場合は「BOOTH」です。)
なので、送り主側にも発送先は一切分からないわけですね。
ただ、うちに配送されてきた段階では、送り状の上からさらに「実際の配送先である住所・氏名・電話番号」が印字されたシールが貼られた状態で届きました。
このシールは、クロネコ担当者がよく使っている小型端末から印字されて出てくるレシートっぽいサイズの小さな黄色いシールです。
というわけで、最終的に届く段階では、受取人の住所や名前は分かる状態になっています。
もちろん、送り主の情報は一切分かりません。
この実際の配送先が印字されたシールがどの段階で貼られるのかは分かりませんが。
発送者がクロネコの配送センターに持ち込んで匿名配送の送り状を荷物に貼り付けて受付に出した場合は、そこの受付担当者が貼るんでしょうかね?
発送者がもしコンビニとかに持ち込んだ場合は、一旦配送センターに集荷された後で貼られるのかな? と思いますが。どうなのか正確なところは分かりません。
匿名配送とはいえ、最終的に受け取る時点では誰宛なのかは分かる
匿名配送という名称なので、うちに届く時点でも荷物には「お問い合わせ番号」くらいしか表記されていないのかな? とちょっと心配していたんですが、そういうわけではありませんでした。(^_^;)
さすがにそれだと、配達先の建物に複数人が住んでいる場合に誰宛の荷物なのか判別できませんし、誤配達されてしまったときに確認しようがありませんもんね。^^;
受け取る時点では、
- 受取人の住所・氏名・電話番号
- 品名
- 匿名配送を利用したウェブサイト名(今回の場合は「BOOTH」)
といった情報は分かる状態になっていました。
ただ、「受取人の住所・氏名・電話番号」は小さな黄色いシールで、明らかに「後から貼られたんだな」と分かるものでしたので、「発送した人に自分の住所は知られていない」だろうことは分かりました。
発送元と発送先の大まかな地域は分かる
クロネコの配送は何でも、伝票番号を使うことでクロネコサイト上から荷物追跡ができます。
発送された時点で、BOOTHから「出品者が発送しましたよ」というメールが届き、そこに「商品追跡用 伝票番号」も記載されていました。
この荷物追跡を使えば、発送元と発送先の大まかな地名(=発送に使われた配送センター名と、配達を担当する配送センター名)は分かります。
なので、匿名配送と言っても、「ああ、札幌市内から発送されたのね」とか、「ああ、大阪市内に届くのね」くらいのことはお互いに判明します。(^_^;)
とはいえ、配送センターの担当範囲はそこそこ広いので、匿名には違いありません。郵便番号よりは範囲が広いので、郵便番号ほどの特定はされなさそうかな、と思います。^^;
というわけで、BOOTH経由でクロネコの匿名配送を使ってみた話でした。
ちなみに今回購入した夏コミ本は、これ。超絶かわいい!ヽ(๑¯◡¯๑)ノ